弁護士の広告が解禁されて久しく、今ではインターネットはもちろん、時にはテレビCMを通じて、弁護士の情報が提供されるようになり、弁護士へのアクセスが容易な時代となりました。皆さまは、弁護士に関する多くの情報の中から弁護士を選択することになりますが、そのとき、何を選択の基準とされるでしょうか。
「近い・訪問しやすい」という点は、単純ですが、実は重要なポイントです。弁護士に事件処理を依頼すると、その後、事務所を訪問して打ち合わせを重ねることが多いですし、緊急時の対応も容易になるからです。
もちろん「知識」や「経験」が重要なのは言うまでもありません。しかし、経験だけでは十分ではありません。弁護士が扱う事件処理は、知識や経験をもとに事件の相手方と交渉し、時には相手方との激しい対立から依頼者を守りながら、法的手続き(訴訟、調停、審判、申立など)を適正に処理し、依頼者を最適な解決の方向へと導いていく仕事です。そのためには、知識や経験はもちろん、肉体的・精神的な「強さ」や、依頼者の感情を理解し、依頼者との信頼関係を構築する「人間力」が不可欠です。
私は大学を卒業後、株式会社電通に7年間勤務し、その大部分を営業職として過ごしました。昨今マスメディアをにぎわせた会社であり、皆さまもご存じだと思いますが、電通は何より『顧客満足』を重視する会社であり、それゆえ、電通での生活は肉体的・精神的にハードで厳しいものであったのも事実です。
しかし、その後弁護士となって感じたのは、「民間企業の会社員であろうと弁護士であろうと、仕事とは、顧客のために自身の知識や経験はもちろん、肉体的・精神的リソースをフル稼働して『顧客満足』を追求することが何よりも大切である」ということです。私は、電通での経験に加えて、弁護士として活動するようになって得た経験を通じて、『顧客満足』を実現するために必要な肉体的・精神的な「強さ」や、依頼者との信頼関係を構築する「人間力」を育んできたという自負があります。
誤解を恐れずに申し上げると、私は、弁護士の仕事を『顧客満足』を実現するためのサービス業に他ならない、と考えています。弁護士は、依頼者の立場に立って、依頼者の利益を最大化することを目的とします。弁護士の報酬(費用)は依頼者の「経済的利益」の額を基準としますが、これは弁護士がサービス業であることを如実に物語っています。そして、弁護士がサービス業である以上、アクセスのしやすさや経験のみならず、顧客満足を実現するための「強さ」や「人間力」が必要と考えます。
弁護士は、一般的に「先生」と称されます。しかし、私は依頼者に対して「先生」というよりも、むしろ「パートナー」でありたいと考えています。事務所で依頼者をお待ちしているだけでなく、顧問先にも、依頼者のご自宅にも、事件の現場にも足を運び、フットワーク軽く対応するなど、依頼者と同じ目線で問題の解決に取り組みます。
お悩みの際には、ぜひお気軽にご相談ください。皆さまの権利・利益の実現に向けて、これまで私の培ってきた知識や経験はもちろん、「人間力」をフル稼働して、最大の満足を得られるよう努力することをお約束します。
松村 修平(愛知県弁護士会所属)
経歴・職歴 | |
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1997年 | 東京大学経済学部 卒業 |
1997年 | 株式会社電通入社。 7年間、 大手メーカー等の新商品に関するキャンペーン提案、 メディアバイイング・プランニング業務等を担当 |
2004年 | 一橋大学法科大学院入学 |
2007年 | 一橋大学法科大学院終了、新司法試験合格 |
リフトやゴンドラの懸かっていない雪山を自らの足で登り、圧雪されていない斜面を滑る「バックカントリースノーボード」が趣味です。今まで滑ったことのある山は、鳥海山、燧ヶ岳、至仏山、富士山、立山(雄山)、イワオヌプリ、チセヌプリ、神楽峰(新潟県)、谷川岳、アンヌプリなど。日々の不摂生がたたり、最近はファミリーゲレンデで子供に滑りを教えだけで精一杯ですが、また山に登って滑りたいと思っています。
また、国内、海外を問わず旅行が好きです。学生時代はいわゆるバックパッカーでした。カンボジア、インド、チベット、アフリカ(ケニア、ジンバブエ、タンザニア等)などに行ったことがあります。